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2019-02-04 京都の土地探し 土地探しから家づくりを始める場合に知っておきたいポイント
新しく土地を購入される方なら、できるだけ「いい土地」を購入して、理想の家を建てたいものですよね。自由度が高く思い通りの家を建てられる注文住宅ですが、土地探しで断念して建売住宅の購入へと変更する方も少なくありません。今回は、成功するための注文住宅の土地探しの流れとポイントをご紹介します。
土地探しから注文住宅完成までの流れ
エリアと建てたい家の希望を整理する
建てたいエリアを絞りながら、建てたい家のイメージも固め始めましょう。ハウスメーカーのホームページや情報誌などを見て家族で話し合っておくとよいでしょう。
エリアの土地価格相場を知る
住みたいエリアが絞れてきたら、エリアごとの土地価格の相場を検索サイトや雑誌などで見ていきましょう。その地域で平均的と思われる価格帯がどの程度なのか調べ、まずその地域での土地探しが現実的なのかどうかも検討しましょう。相場は駅からの距離や周辺環境、土地の広さや形状によって異なるので、建てたい家の工事費用と合わせて、家づくり全体の予算を検討しましょう。
ハウスメーカーの候補を決める
ハウスメーカーを決めることで建てる家が明確になり、より土地の条件も絞られてきます。また、土地購入と家の建築依頼を同じ窓口でできるため、ローンの窓口を一本化できるというメリットもあります。
ハウスメーカーと一緒に土地を探す
具体的な土地探しを始めましょう。不動産会社だけでなく、ハウスメーカーも情報を持っていることが多く、候補の土地も希望の家が建つ土地かどうかという観点で見てくれるので、購入後の「こんなはずでは…」を防ぐことができます。
土地探しで抑えておくポイント
建ぺい率、容積率のチェック
建ぺい率とは敷地に対する建築面積の割合です。容積率は敷地に対する延べ床面積割合です。用途地域によって、どのくらいの広さの家が建てられるか細かく決められています。土地の広さだけでなく、建物の希望の広さが実現できるか建ぺい率、容積率も確認しましょう。
用途地域のチェック
土地にはそれぞれ用途の条件があり、住居専用地域や工業地域など12種類の用途に分けられています。注意すべき点は第一種又は第二種中高層住居専用地域内の場合は、周辺に高い建物が建築される可能性が高くなることです。一方低層住居専用地域では周りに高層マンションが建つ心配もないですが、自分の家も高く建てることはできません。また商業地域などの場合には近隣に大型店舗や遊戯施設ができる可能性があります。
地盤チェック
谷地や過去に地盤沈下のあった土地などの軟弱地盤ではないか、土地の地勢を調べる必要があります。各自治体や国土交通省が提供している防災マップ(ハザードマップ)をチェックするのがよいでしょう。台風、大雨、津波、高潮などが起こることによって被害が想定される地域がマッピングされています。もし軟弱な地盤に家を建てる場合は地盤改良工事が必要となり、別途工事費用がかかってきます。
公共交通機関や交通条件のチェック
「駅に近い」だけで選んでしまうのではなく、家族それぞれの状況に応じて安全に通勤・通学・ショッピングができるかも検討しましょう。特に子供のいる家庭では、通学路に使う道路の安全も確認が大切です。
法規制のチェック
土地探しには建築基準法や土地計画法などの方に基づいて正しく家を建てる必要があります。まず都市計画法の「都市計画区域」かどうかを確認しましょう。その中でも「市街化調整区域」は一般の住宅は建てられないので注意が必要です。自治体によって都市計画は違いますので、自治体のホームページなどもチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。理想の家を建てることに意識を優先させてしまうと、土地のチェックが甘くなりがちです。しかし、住む土地はとても大切です。後悔しない家づくりができるようポイントを抑えた土地探しから始めてみてください。