性能・構造

地域を知るハウスメーカーとしての、高品質住宅

夏暑く・冬寒い、京都の気候は特殊です。高気密高断熱で実現する快適な暮らし。
地震大国である日本において、求められる耐震性能など、
ハウスメーカーとしてしっかりとした品質の住宅を建築いたします。

耐震・制振

建物の変形を最大70%軽減

震度7級の地震波にも連続6回耐え抜く

「ジーバ」の比較実験

耐震構造のみと制震システムGVA
「ジーバ」の比較実験では

耐震構造のみのモデルには、一般的な構造用合板による試験体を使用。阪神淡路大震災級の震度7の地震波を与えたところ、最大250㎜も揺れたため、実験後は写真左のように完全に倒壊した状態でした。

一方、制震システムGVA「ジーバ」を付加したモデルは最大揺れ幅が72.5㎜となり、約70%もの揺れを軽減できました。

制震システム「ジーバ」

地震エネルギーを熱で吸収制震システム「ジーバ」

GVA「ジーバ」は、阪神淡路大震災の甚大な被害を目にしたある設計士の、「制震システムで、一軒でも多くの家と住む人を守りたい」という想いから生まれました。
耐震工法のその先の、さらなる安心をGVA「ジーバ」は約束します。

特許取得済みダイヤモンドフレームで

小さな揺れから効果を発揮

地震対策のプロによって考え抜かれたダイヤモンドフレームを、
計画的にバランスよく配置することで、家全体をしっかりと守ります。

大型ダイヤモンドフレームの特長

揺れを土台と梁で吸収する
大型ダイヤモンドフレームの特長

地震時、建物はまず地盤とともに土台が揺れ、次に梁が揺れます。揺れを抑えるためにはこの土台と梁の揺れを吸収する必要があります。

そこでジーバは、土台・梁間に大きなダイヤモンド型フレームを組み、土台・梁との接合部分(制震材搭載部分)で効率良く揺れを吸収できるような仕組みに開発されました。

ダイヤモンドフレーム作動の仕組み

ダイヤモンドフレーム作動の仕組み

開発者:MASA建築構造設計室 真崎 雄一氏
特許取得済ダイヤモンドフレーム
※特許 No.3759409.3974151.3993716.44044744

地震エネルギーを

熱に変えて吸収

揺れを熱に変えて吸収する制震ダンパー

ジーバのダイヤモンドフレームの、土台と梁との接合部分を制震ダンパーと呼びます。
ここに建物の揺れが伝わると複層に組み込まれた制震材が伸縮し、その摩擦で揺れにブレーキがかかる仕組みです。

あの阪神大震災が40坪の木造住宅に与えた地震エネルギーを全て熱に変換すると、たった25kcalしかありませんでした。
ジーバは地震時、約10℃の熱を放出しながら地震エネルギーを吸収。
“揺れにブレーキ”をかけて、建物を守ります。

サーモグラフィー

サーモグラフィーでも吸収性能を実証

ジーバの動的耐力およびエネルギー吸収性能を検証した際の、試験体サーモグラフィーです。

フレーム上下部分の制震ダンパーに大きな温度上昇が確認できます。これは制震ダンパーが、
運動エネルギーを熱エネルギーに変換・吸収したことを示します。

ダイヤモンドフレーム作動の仕組み

最先端テクノロジーで
地震にブレーキ。

木造住宅に高層ビルの

最先端技術を応用

制震材VEM

巨大構造物の揺れも抑える制震材VEM

ジーバの制震材VEMは長い分子の鎖が絡み合った構造をしています。分子同士が摩擦しやすく、言わば「身動きが取れない」状態です。この複雑な構造によって制震材が小さな変形エネルギーも拾い、熱エネルギーに変換して確実に揺れを吸収できるので、巨大構造物にも用いられています。

2タイプの使い分けで、あらゆる

間取り・工法にフィット

制震材VEM

巨大構造物の揺れも抑える制震材VEM

造住宅では一般的な在来工法はもちろん、
ツーバイフォー工法や3階建てにもジーバは採用可能です。

耐力壁や断熱材とも併用可能なうえに、あらゆる階高やスパンにも柔軟に対応できるように、アームサイズを豊富にご用意しています。シンプルな構造でメンテナンスも不要です。

設置に伴う間取り制約無し

省エネ・断熱・低炭素住宅

アクアフォーム

水から生まれた住宅用断熱材

アクアフォームを使用

CO2を削減し地球を守る新しい断熱材アクアフォーム。アクアフォームで断熱した住宅は、暖冷房エネルギーを削減する事ができ、CO2の排出量を減らすことが可能です。



※標準仕様としては、発泡性の吹付け断熱材を用いておりますが、金属系の外壁材(リンチとの隙間が狭い場合に適用)を用いる場合には、防火認定の関係でグラスウールを用いる。

※メーカーのモデルチェンジ、資材の搬入状況などによって、同等品に変更となる場合があります。

環境にやさしい断熱材

そもそも生まれもって人・地球にやさしい!

水からうまれた環境にやさしい断熱材

通常はフロンガスを使用して発泡させることが多いウレタンフォーム。アクアフォームは水を使って施工現場で発泡させます。これにより、柱と柱の間や細かい部分にも隙間なく断熱材を充填することができます。

アクアフォームはイソシアネートと水を含むポリオールを混合することで発生する炭酸ガスを発泡材として利用するので、オゾン層破壊や地球温暖化の原因となるフロンガスを全く使用しない、地球にやさしいウレタンフォーム素材として開発されました。また、人への影響も考慮し、アレルギーなどの原因とされる有害物質、ホルムアルデヒドも発生させません。

環境にやさしい断熱材

現場発泡だから出来る!

現場での発泡施工で
細かい部分の隙間を解消

アクアフォームは住宅の隅から隅まで家全体をすっぽり覆ってしまう現場吹き付け発泡による断熱工事です。無数の細かい連続気泡で構成された硬質ウレタンフォームはグラスウール10kの約1.5倍の断熱効果を発揮します。

また、透湿性も低く断熱材内部に湿気を侵入させにくいため、躯体内の結露を抑制し、建物の耐久性を高めます。

高い断熱性と気密性

高い断熱性と気密性

複雑な構造の住宅も現場吹き付け発泡だから隙間なく施工できます。

また、自己接着力によって躯体との間に隙間ができにくく、長期間にわたって優れた気密・断熱性を維持します。高い気密・断熱性を持つ住宅は省エネ効果が高く、建物の暖冷房に要する光熱費を削減します。

見て納得!性能データ1 厚み比較

アクアフォームは無数の細かい連続気泡の中に大量の空気を含んでいるため、他の断熱材に比べて優れた断熱性能を発揮します。

項目 断熱材品種 熱伝導w/mk 住宅金融支援機構
工事仕様書断熱区分
相当断熱厚み割合
アクアフォーム 建築物断熱用
吹付硬質ウレタンフォームA3
0.034 D 100
フェノールフォーム フェノールフォーム 0.020 F 58
繊維系断熱材
(グラスウール)
10k・16k・24k 0.050・0.045・0.038 A-2・B・C 147・132・112
  • ※熱伝導率とは熱の伝わりやすさを表すもので、数値が小さいほど断熱性能に優れています。

  • ※(株)住宅金融支援機構監修の工事仕様書の断熱区分はA~Fの6段階でFに近くなるほど断熱性に優れています。

  • ※(株)住宅金融支援機構監修の工事仕様書の断熱品種は区分Cですが、性能値により0区分となります。

  • ※相当断熱厚み割合とはアクアフォームを100とした場合に同等の断熱性を確保するために必要な厚みを表します。

見て納得!性能データ2 断熱性能

総合的に見てもアクアフォームの優れた性能はお分かりいただけます。

アクアフォームの性能
断熱性能 JIS A9526 断熱性能 JIS A9526 0.034
燃焼性能 JIS A9526 燃焼性能 JIS A9526 60mm以下
燃焼時間 120秒以内
  • ※性能値は測定値であり、保証値ではありません。

見て納得!性能データ3 気密性能

相当隙間面積C値(cm2/m2)
2.0以下

住宅の躯体に直接吹付発泡施工するアクアフォームは隙間なく一体化した断熱材構造で、
優れた気密性を発揮します。
また、他の断熱材にはない自己接着力を持っています。

  • ※住宅の省エネルギー基準に基づいてアクアフォームを施工した場合

静かな住空間・吸音性能

静かな住空間・吸音性能

静かな住空間・吸音性能

アクアフォームの細かな連続気泡構造は吸音制にも優れています。高い気密性により外部の騒音や内側からの生活音の漏れを軽減するとともに、アクアフォームの細かな気泡構造が音をスポンジ状のフォーム内に拡散します。
外からの騒音の侵入や、生活音の漏れを気にすることなく快適に暮らしていただけます。

グラフ

柔軟性に富んだアクアフォームは微細連続気泡構造で、一般的な独立気泡構造と比較し、吸音性に優れています。

換気システムの効率化

隙間から漏れる空気は漏気といいます。
建物に隙間が多いと、風や湿気が外から建物の中に入ってきます。
建物を効率的に換気するには、まず高い気密性を持った住宅を造る必要があります。

高い気密性があってはじめて、効率的に計画的に建物を換気することが可能です。
24時間換気システムとの組み合わせで、アクアフォームは健康的な空気環境を作り出します。

検査体制の徹底

安心のダブルチェック体制

安心安全な家づくり

住まいの性能が等級や数値で表示される「住宅性能評価」等の仕様が普及していますが、
実際の現場でしっかりと検査がなされ、
書面通り正しく施工されているケースは非常に少ない、というのが実情です。
また、工事中の検査も現場担当者のみのチェックで終わっている場合がほとんどのようです。
当社では建物の施工を行なう工務部による現場検査と、
別部署である住宅部によるダブルチェック体制で工事を行なっております。

  • 一般的な検査体制

    一般的な検査体制

  • 清栄コーポレーションの検査体制

    清栄コーポレーションの検査体制

    清栄コーポレーションは
    建設部と設計部によるダブルチェック

安心安全な家づくりに必要なチェック項目

安心安全な家づくりに必要なチェック項目

計5回、各物件に対し第三者機構とは別で自主検査を行なっています。
指摘箇所があれば、指摘→是正→再確認を行い、安心してお住まい頂ける施工体制で工事をさせて頂いております。実際の現場での施工に対する確認体制を整え、指摘・是正・確認が確実になされていることが、安心安全な家づくりを行なう上で最も重要な点であると考えています。

第三者機構による検査

  • 基礎配筋検査

    建物をしっかり支えるために必要な足元の基礎コンクリート部分です。コンクリートで固めてしまうと、見えなくなってしまうので、その前に鉄筋の太さや配置が図面どおりに組まれているかをチェックします。

  • 躯体検査

    主要な構造部を第三者機関の建築士が細かくチェックします。家を支える柱や耐力壁の位置は図面通りか、横揺れを防ぐ「筋かい」は図面通り配置され適正に取り付けられているかなど通常一般の人では分からないチェックポイントをしっかり検査します。

住宅瑕疵担保責任保険法人について

アフターフォロー

さらなる安心のための検査や建物の保障も充実

施工後、3ヶ月、6ヶ月、1年、2年ごとに、
建物の定期検査を行わせていただいております。定期的にチェックをおこない、
問題などを発見した場合は、すぐに修繕対応をさせていただきます。

こんなところもチェック!

お客様と共に良い家を建てるためには数え切れないほどのチェックが必要です。
建築の専門的な内容から、お客様が気にされていたちょっとした内容まで厳しくチェックを重ねます。

  • 壁内部に雨水などが侵入
    しないよう施工される防水紙

  • 隙や破れた箇所はないか、
    シートの重なり幅などを細かくチェック!

  • 打ち合わせでお客様が
    気にされていた
    リビング照明の配置バランス

  • 細かな内容までもしっかり
    現場に伝え仕上がりをチェック!