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2019-08-09 京都の家づくり 失敗例から学ぶ 後悔しない家づくりのポイント

失敗例から学ぶ 後悔しない家づくりのポイント

注文住宅の魅力は自由な間取りで家が建てられることですが、住んでみるまでは具体的なイメージがわきづらく、思わぬ失敗をしてしまうことがあるという声も聞きます。家づくりによくある失敗例を事前に知り、参考にしましょう。今回は家づくりの失敗例とその対処法についてご紹介いたします。

 

1.家づくりの失敗例と対処法

 

①温度

・リビングが広すぎて空調がなかなか効かない。
・オープンキッチンを採用したが、料理を始めるとリビングの温度がかなり上がる。
・リビング階段にしたら、暖気が2階に上がってしまいリビングが寒い。
・子どものためにロフトを計画したが夏は熱気がこもり暑くて過ごせない。
・南向きの間取りを意識したが、夏は日差しが強く暑い。

室内の温度に関する失敗を防ぎながら、開放感の得られる広い空間を実現するのは難しいものです。建物の断熱性能や気密性能を住宅会社に確認するとともに、大きな吹き抜けには床暖房など、空間に合った空調設備を備えるようにしましょう。

②ニオイ

・玄関を共用にした二世帯住宅にしたが、吹き抜け階段から1階の生活臭が上がってくる
・オープンキッチンの臭いが他の部屋に広がってしまう
・ペットのトイレを置いている部屋に臭いがこもってしまう
・リビングの掃出し窓の横が隣家のガレージで、排気ガスの臭いが気になり窓が開けられない。
・1階の階段下にトイレを設置したら、2階にも臭いが上がってくる。

臭いは上に昇りやすい性質があるので、間取りを立体的に考えて間仕切りや換気を設けましょう。実際に体験しないと気づきにくいのですが、住み始めてからでは対処法が限られてしまいます。間取り計画の段階で対策を考えられるのが理想的です。

③視線

・開放的なリビングに憧れ大きな窓を設置したが、外からの視線が気になり、結局はカーテンを閉めっぱなしに。
・玄関ドアを開けると、通りを歩く人から室内が丸見えになってしまう。
・道路面にバルコニーを設置してしまい、通行人の視線が気になって洗濯物が干せない。
・リビングの扉が開いていると玄関からリビングが丸見えなので恥ずかしい。

外部からの視線に関しては、図面や写真からは想像がつきにくいものです。家を建てる敷地に実際に足を運んで、隣家の窓や接する道路からの視線を体感してから間取りや開口部の計画を立てましょう。

④音

・リビングの上にフローリングの子ども部屋をつくったら、子どもが走る音、何か落とす音などが1階に響いてうるさい。
・家の前の道路の交通量が意外に多く、道路側に寝室はNGだと痛感。
・吹き抜けリビングは家族に声をかけやすくていいが、来客のときに声が家中に丸聞こえになる。

足音のする通路や部屋がくつろぎ空間の上の階に配置されていないか、人通りの多い道路沿いの部屋に寝室や子ども部屋が配置されていないか確認しましょう。音の発生源との配置を意識しましょう。

⑤明るさ

・西側に大きな窓を設置したので、西日がまぶしく夏場は暑い。
・玄関ホールに陽が入らないので常に暗い。
・明るいリビングに憧れて南側の窓を増やしたら、壁が少なくなり家具の配置が難しい。
・隣家の建物に配慮しなかったので、和室が一日中暗い。

明るさの問題は、住み始めてからは対処が難しいので、建物の平面図に太陽光が入る方向を書き込んで、実際の明るさを想像しながら間取りを計画しましょう。窓の方角、種類、位置にも工夫を凝らしましょう。

⑥収納

・階段下収納を設計したが、市販の棚やカラーボックスと形があわず、結局デッドスペースになってしまった。照明をつけ忘れてしまい、奥のものが暗くて見えない。
・寝室のクローゼットの折れ戸がベッドに当たってしまうので扉を全開にできない。
・パントリーの棚の奥行きをとりすぎ、小さい食材は隠れてしまう。
・大型収納が2階のロフトだけ。大きなものも階段とはしごを使わなければならず、高齢になったとき心配。

収納スペースが足りないという失敗だけでなく、多すぎたという失敗も少なくありません。何をどこに収納するのかを具体的にイメージしておくことが大切です。収納の場所だけでなく、扉の開く方向や明るさにも注意しましょう。

⑦外構・庭

・キッチンに勝手口を設けたが、通路が狭すぎて、荷物を持って出入りしにくく結局使わなくなった。
・室内を広くとるために駐車スペースをギリギリにしたため、何度も切り返さないと車が停められない。大きい車に買い替えができない。
・庭でのバーベキューに憧れてウッドデッキにしたが狭くて使いづらい

家づくりの中で、室内だけでなく、外構や庭など外部の計画にも注意が必要です。建物外部での家事動線や生活動線のシミュレーションを必ず行いましょう。

 

2.失敗例から家づくりのイメージを描く

 

設計段階から具体的なシミュレーションを行うだけでなく、実際に土地へ足を運び、暮らしのイメージを鮮明に描くことが大切です。上記のポイントを参考にイメージを膨らませ、チェックしてみましょう。

 

3.まとめ

 

いかがでしたでしょうか。家を建てたあとに後悔しないために、様々な失敗例から家づくりのポイントをたくさん学んでおきましょう。そして予想できる失敗をできるだけ回避して、理想の家で快適な生活を送りましょう。
京都での家づくりなら、清栄コーポレーションはいかがでしょうか。こうした失敗を回避できるように、ライフスタイルにあわせた様々な家づくりのご提案に努めています。マイホームに求めるあなたの夢、ぜひお聞かせください。

 

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